ソフトテニスでは英単語が使えて、授業で学ぶ英単語は覚えられない?
スポーツメンタルコーチのちだやすともです。
今回は、英語が苦手な生徒のお話です。
彼は中学校でソフトテニス部に所属しているのですが、英語がとにかく苦手。
これまでも授業の中で理解してきたつもりでしたが、
どうにもこうにも英単語が覚えられない。
英単語が覚えられないものだから、英語の文章問題が解けないというのです。
とにかく覚えるのが苦手なのです。
現実、試験の点数を聞くと、確かに数字としては良くないものでした。
ただ、話題をソフトテニスに変えてみると
「racket」「five games match」「ready」と次から次へ英単語が彼の口から出てくるのです。
私は「おや?」と思いました。
自分が好きなスポーツであれば、英単語を使えている。
しかし、学校の授業として学ぶ英語では、英単語が覚えられない。
いったいどういうことなのでしょうか?
本人によれば、ソフトテニスの試合をする上で、
ルールとして「覚えないといけないから」と話すのです。
覚えない事には、試合ができないから。
本人にとって大好きなソフトテニスが出来なくなるからですね。
私は彼に一つのアイデアを提供しました。
それは
「日本語使用禁止のソフトテニス」です。
つまり、ソフトテニスで英単語を覚えてしまえば、本人にとっても英単語を覚える訓練にもなりますし
ソフトテニスをする上で、日本語が話せないというプレッシャーからメンタル面と技術面の強化が見込めるのです。
授業で覚えないといけないと思うから、覚えられないわけで。
苦手なものを克服するためには、自分の好きなもので要素として取り入れてみる。
といった取り組みをしてみてはいかがでしょうか?
嫌いな英単語を覚えられるだけではない、一石三鳥ぐらいの価値があると思いませんか?