中学校を卒業してから30年、一番苦手だった国語を子どもたちに教えているという謎

みなさんは国語に対して、どんなイメージをお持ちでしょうか?

私は、小学生や中学生の頃、国語がとにかく苦手。

中学3年生で実施する模擬テストでは、国語がいつも足を引っ張っていました。

高校入学以降も、国語は赤点すれすれ(40点未満)で、

漢字と文法と言った覚える科目で点数を稼いでいました。

小説・随筆、論説文の読み込みは特にダメで、勘で解くことしかできません。古典や漢文はもう論外。

そのため、2年生以降は数学や理科など理系の科目へ進んだこともあって、

国語や社会、英語といった文型科目からは距離を置くことになったのです。

中学生を卒業して30年後の今、私はある個別指導塾で子どもたちに勉強を教えているのですが、

どうしたものか、数学と国語を中心に担当を持つことが多くなりました。

いったいどうしてなのだろうかと最近すごく思っています。

勉強のお供はラジオ番組

私は、大学卒業後、建築系の企業を3社渡り歩き、2015年6月に脱サラをしました。

その3年前から、バスケットボールのラジオ番組でパーソナリティーをすることになり、

声で伝えるということを現在も続けています。

脱サラした翌年からは、スポーツライターにも挑戦し、

話すこと書くことができるスポーツジャーナリストになり、こちらも続けています。

高校入試の頃、私は夏休みを境に自宅で勉強の量をふやすことになるのですが、

勉強のお供となったのが、ラジオだったのです。

その頃は広島県に在住していましたので、日中は広島FM、夜は中国放送のラジオを聴くことが日課でした。

一番楽しみにしていた番組が「びしびしばしばしらんらんラジオ」。

パーソナリティーの一文字弥太郎さんと大学生のらんらんスタッフが様々なコーナーを企画し、

リスナーからネタを募集するという番組で、

私もそのネタをま毎週のように応募していたことを今でも覚えています。

いわゆる「はがき職人」というもので、

ネタを書いてはラジオ番組に応募するということを繰り返していたので、

その頃にラジオの面白さに気づいたのかなと思います。

耳から聞いた言葉を聞きながら、妄想する日々。

これが30年後の今、非常に役に立っているのかなと実感しています。

言葉を想像する機会が失われている

現在は、YouTubeを代表とする動画で情報を得る時代となりました。

動画は、様々な情報を瞬時に入れることができる反面、

想像するという機会を失っているようにも感じます。

様々な経験を経て、私は子どもたちに国語を教えているのですが、

動画を見る機会が多いためなのか、

子どもたちにおける文章を組み立てる力が向上できていないようにも見受けられます。

さらに、デジタル全盛期のためなのか、

文字を書く機会が30年前よりずいぶん減少していることもわかってきました。

代表的な一例としては、

漢字や英単語を○○回書いてきなさいという宿題が提示されていないようです。

私がヒアリングした範囲であるため、該当しない人がいるかもしれませんが。

国語は日本人としてコミュニケーションを図る上で、重要なツールです。

日常生活で最も使用する言葉なので、

大人・子ども問わず、しっかり見つめ直すことをおすすめします。

私自身も、中学生のテキストを見ながら、日々格闘中です。

これからワンポイントアドバイスもできればと考えています。

ココミュニケーション能力向上のためにも、ともに国語・現代文を学んでいきましょう。

Follow me!