緊張感の中で一瞬のリラックスを与えること
スポーツメンタルコーチのちだやすともです。
今日は、緊張とリラックスについて。
人間、どんな時もリラックスして過ごしたいものです。
自宅にある自分の部屋で過ごしている時間帯が一番リラックスできるでしょう。
しかし、緊張感を感じながら、過ごさないといけない場面もあります。
例えば、学校で考えると定期テスト、模擬試験、高校入試。
スポーツであれば、試合や試合に向けた追い込みの練習。
仕事になれば、会社へ出勤している間は常に緊張状態となります。
個人事業主になれば、自分で緊張感を作り出していかないといけません。
子どものうちは、常に遊びたいし、リラックスして楽しく過ごしたいと思うものです。
それでも、義務教育を受けている間は、それなりの学習を受けて卒業し、次のステップに進むことが大半だと思われます。
自宅以外で勉強するとき、子どもたちはトランス状態に入っている可能性があります。
イライラを表現することもあるでしょう。
そんな時に、一瞬のリラックスを渡してあげると効果がありました。
先日、イライラが隠せない子どもさんがいらっしゃいました。
自分にとって嫌なことなのでしょう。
しかし、次のステップに進むためには、嫌でも通らないといけません。
たとえ、イライラすることだとしても、大人になればそれを受け入れないといけなくなります。
私は、彼をリラックスされるために、彼の好きな歴史の話をしました。
すると、それまでとは違い、目線が変わってきたのです。
自分にとって興味のある内容であれば、どんなシチュエーションであっても楽しくなるんだと
実感した瞬間でした。
その後、イライラしていた内容に少しずつ戻していくのですが、彼の様子は落ち着いた様子のまま
でした。子どもは大人よりも感受性が高いため、どんなことにも敏感なのです。
大人にとってはちょっとしたことが、子どもにとってはちょっとしたことではなくなると。
これは、教育だけでなく、スポーツの場面でもあり得ることです。
試合中、コート上やグラウンド上でカオス状態に陥った後、落ち着かせるために戦術を変えるなんてこともあります。前のめりになり過ぎた時、一度仕切り直しをしてもう一度勝負に出るといった流れです。
それぞれの適性を考慮する必要はありますが、こういった見方もあることを知ってほしいですね。
私も取材や交流を通して、もっと引き出しを増やしていきたいと考えています。