【苦手克服ワンポイントアドバイス・数学】異符号の加法【たし算】(正の数・負の数)
今回の苦手克服ワンポイントアドバイスは、数学で正の数、負の数からです。
中学校1年生の数学で最初に触れるのが、正の数・負の数。中学生になって、このタイミングでプラスとマイナスを知るのですが、最初につまづきやすいところとして
「異符号のたし算」
があげられます。心当たりはありませんか?
この解説をする前に、
”絶対値”
という言葉を紹介しておきましょう。
絶対値とは、
ある数に対応する点と原点との距離のことを指し、その数から+や-の符号をとったものに等しくなります。
0の絶対値は0ですね。
例として、
絶対値が6になる数は、-6と+6。
+5と-5の絶対値は、5。
となります。
では改めて
(+7)+(-8)
これは、異符号のたし算(加法)です。
異符号のたし算を考える場合、該当する数字の絶対値において、
どちらが大きいのかを最初に考えます。
この問題では、7と8が該当しますが、
絶対値が大きいのは、8となり、
次に絶対値が大きい数字となる符号を確認してみますと「-」が表示されていますので、計算の答えとなる数字は「-」。つまり、負の数になります。
勘違いしてしまうのはここからで
同符号のたし算は
絶対値をたし算すればよい
のですが、
異符号のたし算は、
「絶対値の大きい数字から小さい数字を引き算」
しなければならないのです。
ですから、計算式にすると、
-(8-7)
となり、8-7=1となるため、答えは
-1
となります。ついつい、-15と答えてしまいがちなのですが、
取り扱いを間違えないようにしましょう。
もう少しシンプルな形にするならば、(+7)+(-8)から
(と加法の符号となる+を外すと、
7-8
になります。これだけでも
-1と答えが出せるようになれば
苦手克服と言っても良いでしょう。
是非チャレンジしてみてくださいね。